クリスマスイブアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のクリスマスイブ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番のクリスマスイブアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.0 1 クリスマスイブアニメランキング1位
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(アニメ映画)

2019年6月15日
★★★★★ 4.1 (566)
2955人が棚に入れました
空と海が輝く街“藤沢"に暮らす梓川咲太は高校二年生。先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧ノ原翔子の出現により一変する。何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始める――。

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、水瀬いのり、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

愛しさはずっと前から

「さくら荘」の鴨志田一、
CLOVERWORKS制作。

思春期症候群なる不思議な現象に、
心揺れる少年少女の青春ファンタジー劇場版。

藤沢に暮らす高校2年生の梓川咲太は、
恋人の桜島麻衣と心踊る日々を過ごしていた。
{netabare}そんな咲太の前に初恋相手の牧之原翔子が現れる。
しかもこの世界に翔子はなぜか、
大人、子供の2人が同時に存在していた。
翔子という2つの存在の謎、{/netabare}
咲太の胸の傷跡の秘密が今明かされる。

様々な物理現象をライトモチーフにして、
青春の甘酸っぱさともどかしさが、
不思議な世界で同居する物語はここでも健在。
崇高な超ひも理論とひも野郎理論に苦笑。

小さい頃から病弱な女の子翔子、
{netabare}確実に訪れるかわからない未来の姿に、{/netabare}
思い悩み生きているか弱き少女である。

時間と記憶が物語の鍵を握る。
{netabare}人は人生をやり直せば、
同じ幸せを得られるのだろうか。
大事な思い出を全て捨ててまでも、
やり直す価値を持つものとは何であろうか。{/netabare}

そこに思いやりと覚悟を見たとき、
幾多の人との出会いが身に染みるのです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 70
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ブタ野郎見あたらないんですけど?

原作は相変わらず未読


もともと13話で構成されたTV版は原作小説をほぼ刊行順に並べたもの。

※TV版構成表
{netabare}1-3話  第1巻「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
4-6話  第2巻「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」
7-8話  第3巻「青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない」
9-10話  第4巻「青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない」
11-13話 第5巻「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」{/netabare}
※劇場版構成表(今回のやつね)
{netabare}本編  第6巻「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」
    第7巻「青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」{/netabare}

TV版の続きであり、おそらくブタ野郎シリーズ中盤のピークとなるだろう今回の劇場版。
そしてこの劇場版を経てもなお原作ストックありの状態で道半ば。2期を期待したいところですね。

TV版で「なんかと似てる」と嫌気された方はおそらくこの場にいないと思います。
そちらを踏まえてる方か、当時の私のように元ネタ良く知らずにベタ展開の持つ力強さに心地よく踊った方が映画まで観ようとしてるはずです。むしろTV版を楽しんだ方は必見であると断言可能です。


牧之原翔子(CV水瀬いのり)と桜島麻衣(CV瀬戸麻沙美)のWヒロインでございます。
思い出してください。TV版での麻衣先輩のヒロイン力は無双でした。1~3話最初のエピソードがピークだった私の趣味も影響してるかもしれませんが(^_^;) 大黒柱ヒロインがしっかりしてるので、サブヒロイン達が自由に遊べてたのです。彼女らの魅力も引き立つ幸福な関係でした。それが、

 メイン - サブ

ではなく

 Wヒロイン

麻衣先輩が相対的に弱まったわけではありません。麻衣先輩の強靭さはそのままで、牧之原翔子が肩を並べたのです。これだけで観る価値ありでしょう。
かつサブヒロイン達も、TV版のネタをちょいちょい絡めながら本編にも影響を及ぼしてきます。

※サブヒロインズ
 双葉理央(CV種﨑敦美)
 古賀朋絵(CV東山奈央)
 豊浜のどか(CV内田真礼)
 梓川花楓(CV久保ユリカ)


内容に少し触れとくと 「どシリアス」 でした。しかもほぼ全編。
梓川咲太(CV石川界人)がブタ野郎ぶりを発揮する機会が無くて残念です。なにがブタ野郎なのかはTV版でもよくわかりませんでしたけどね。
ついでに双葉が言うところのブタ野郎通り越してゲス野郎ぶりもおそらく無縁だったかと思います。


89分とありますがそれよりも長く感じましたかね。
個人的なツボもありまして、麻衣さん一辺倒から崩しの入った咲太を拝められたの意外性があって良かったです。そう、翔子さんと麻衣さんとで揺らぐ咲太。



■青ブタⅤ~○○の花嫁~!?

ドラクエでいうところのビアンカかフローラ選ぶやつですね。なんとなく頭に浮かんじゃいました。
FFでも7でティファかエリアスを選ばなきゃいけなかったりしますがそっちはややマイナーです。

{netabare}映画が原作第5巻の話でしたらレビュータイトル決定だったのですがずれてたので断念。{/netabare}

ただ気づきもありましてですね。※重度ネタバレ

{netabare}両方助かる世界線を見つけちゃった八方収まりの良いハッピーエンドで良かった良かったと。
それは小学4年生の翔子さんが咲太と会わないことで開かれる新たな世界線。蓄積は消えてしまい、咲太は麻衣さんともサブヒロイン達とも交差する確証なし。ってところを超えた二人。めでたしめでたし。


…そう思ってたのですが、これでどちらかを失うエンドはそれはそれでありだったのではないかと。

 “選択をすることで失うものがある”

小学生か中学生くらいで学んだわけです。しかも自分で手を下す残酷さ。
気軽にシュタインズゲート見つけられちゃご利益も霧散。誰も傷つかない優しい世界の住人のまま。{/netabare}


失う怖さを知っているという前提でこそ輝く劇場版の結末ではなかろうか。
まあアニメだから楽しめればOKです。及第点ゆうに超えてるし不満と言う程でもありません。



■(余談)あ!?既視感?

海の見える結婚式場で挙げた結婚式にいくつか参加したことあるけどここだっけ?

『SCAPES THE SUITE』だそうです。

ここだ!と思ったのだが俺行ったの『シーサイド リビエラ』だったような。ま、どうでもいいっす。


■されど麻衣先輩は麻衣先輩

{netabare}翔子さんが肉薄したのは事実です。
それでも終わってみれば麻衣先輩の圧倒的なヒロイン力にひれ伏す私がいました。

愛だよねぇ、愛{/netabare}



視聴時期:2020年2月 

-------
2020.04.22
《配点を修正》+0.1


2020.02.28 初稿
2020.04.22 配点修正
2020.09.22 タイトル修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 67
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

藤沢バタフライ・エフェクト

6月に本作を劇場鑑賞した帰り路……。

俺は長い間、自己責任論に蝕まれ、
自分がどうにか助かればそれで良いと言う人生を歩んで来たけれど、
このままじゃお前、いくらなんでも、もうダメだろう……。
との強烈な観念に襲われました。

寄付や募金なんて学校や職場の同調圧力に屈した時以外、
ほとんどろくに手を差し伸べてこなかった男が、
この映画をキッカケに俄に毎回少額ながらネットで寄付とかやり出している……。


本作の評価は?と聞かれれば、
劇場鑑賞後の時点だと、TVアニメ版からの流れを汲んだ良くできた続編映画。
原作未読組の私にとっては想定以上に内容の濃い展開が詰め込まれて、
一回観ただけだと、ちょっと理解が追い付かない&忙しいかも?……位の感想。

劇場鑑賞後の自分の心に起こった現象と作品との因果関係解明などの難題を前に、
長らく書きあぐねていた本作のレビューを年内投稿するため、
寒気強まる季節の威も借りて、先日、レンタル配信で再鑑賞しました。

二回目観て、限られた尺内に、複数の"思春期症候群”が絡まる複雑なシナリオを、
破綻なく成立させつつ、しっかりとキャラ総出演&見せ場あり。
相変わらず毒キツめの"青春ブタ野郎”ギャグ?(笑)も散りばめられた。

私の作品理解度も上昇し、素晴らしい続編映画に格上げされたものの、
やっぱり、TVアニメ版振り返りもOP主題歌も一切ないまま濃厚な本編に突入して行く、
事前予習必須のご新規さんお断り映画なんだよな……。
今年は単体の良作アニメ映画も豊富にある中で、
他の方に広く薦められるか?と言う観点からは優先順位は高くはならないよな……。
との感想は変わらず……。


けれど、私の人生に影響を与えた作品と言う意味では、
本作は今年ぶっちぎりのNo.1でした。

ほんの小さな心境の変化が世界に奇跡を起こすと信じることができた。
私の人生が切り替わるタイミングとかち合ったこと等を考慮しても、
本作のシナリオには、完成度に裏打ちされたパワーがあったのだと思います。


本シリーズの正ヒロイン・麻衣先輩は
TVアニメ版でもサブヒロイン回を経る度に"正妻力”が増していった印象ですが、
本劇場版のそれは極め付けと言って良いと思います。

レビュータイトルは2004年アメリカ映画『バタフライ・エフェクト』より。
「ブラジルで蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起こる」
小さな差異が大きな変化をもたらすカオス理論「バタフライ効果」をシナリオに取り込んだ、
野心的なSFスリラー映画。

私は主人公&ヒロインらのピンチを『バタフライ・エフェクト』の鑑賞記憶とも重ね合わせて、
ドキドキしながら本作を観ていましたが、
それだけに咲太&麻衣先輩の決断の凄まじさが倍増した感じ。


『バタフライ・エフェクト』では最後……(※重大なネタバレ)
{netabare} 主人公青年はヒロインと幸せになろうと過去をいじると、誰かが不幸になると悟る。
だからヒロインと親密になる過去をなかったことにして、皆を守る決断をする。
そして過去を改変する手段を処分し、ヒロインとは赤の他人として生きていく……。
と言う、運命を変えるリスクの重たさを思い知らされる、
かなり哀しい"ハッピーエンド”でした。{/netabare}


対して本作では最後……(※重大なネタバレ)
{netabare} 咲太は、翔子ちゃんの過去の心境を変えることで、
中学時代の咲太と翔子さんが出会わない未来を選択する。
これは『青ブタ』がここまで紡いできた物語を、
丸ごとリセットしてやり直すことを意味する。

決断前の未来も、咲太と麻衣先輩が二人でいられる割とマシな未来であったはずですが、
これを捨てて改変すれば、咲太と麻衣先輩が全く出会わない未来すらあり得る。
しかも、過去を変えた記憶は手段も含めてせいぜい夢で残り香として見る程度。
気に入らない未来だったからって、やり直しはまず出来ない。

それでも彼らは再び出会い、世界を善意で満たして、
正真正銘のハッピーエンドを掴み取ってみせました。

運命を変えると言う大きなリスクを取ってでも
咲太との未来を信じて決断した麻衣先輩マジ半端ないです。{/netabare}


麻衣先輩どんだけ咲太との運命の赤い糸に自信持ってるんですか!?
今後、"青春ブタ野郎”の眼前にどんな美少女が現れても
麻衣先輩にはまるで勝てる気がしませんw


6月の鑑賞時、夏を前に12月のシナリオなんて季節的にチョット……(苦笑)
と思ったのも事実w
けれどBD/DVD発売&配信レンタル等が始まったこの冬ならば、
おうちで聖夜のムード取り込みも含めて、季節の効果も見込めるはず。

私にとっては2010年代でも指折りの年末クリスマス映画としても、
心に残る作品になりそうです♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45

62.9 2 クリスマスイブアニメランキング2位
映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(アニメ映画)

2015年12月23日
★★★★☆ 3.7 (15)
61人が棚に入れました
TVアニメの放送開始から25周年を迎えることを記念して制作されるこの新作映画。脚本はさくらももこが自ら担当し、まる子がイタリア人の男の子に求愛されたり、大阪と京都に旅行したりするというストーリーが展開される。

声優・キャラクター
TARAKO、屋良有作、一龍斎貞友、島田敏、佐々木優子、水谷優子、渡辺菜生子、キートン山田、中川大志、劇団ひとり、パパイヤ鈴木、渡辺直美、ローラ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

‟いつものまるちゃん”を維持しつつ映画としてのスケールとクオリティを丁寧に作り込んだ素朴さの中に感動を生む忘れかけたジャンルの傑作

テレビアニメ化25周年を記念して作られた23年ぶりの映画
(まあ25年の間には空白の時間もありましたが)
知ってる人は知ってることでしょうがまるちゃんの映画は過去2作とも【伝説】と呼べる傑作でした
今作もスタッフはテレビシリーズと共通、脚本は原作者さくらももこ


ある日の清水市、花輪クンの友人で外国人の小学5年生6人がホームステイしにくる
アメリカのマーク(菅沼久義)
香港のシンニー(ローラ)
ブラジルのジュリア(渡辺直美)
ハワイのネプ(パパイア鈴木)
インドのシン(劇団ひとり)
そして、イタリアのアンドレア(中川大志)
アンドレアは出会うなり「まる子」というニックネームに興味を持ち執拗にまる子の家に泊まりたがる
はじめは迷惑がるまる子だったが実はアンドレアの祖父が「Marco」という名前であり、彼が日本に興味を持ったのは写真家だった祖父が日本で出会った人々の話をしてくれたからだという
花輪クンは外国人の子供達とクラスメイト達を誘って観光旅行に行こうと誘ってくれた
まる子とおじいちゃんは観光がてらアンドレアの祖父ゆかりの地と思い出の人々を共に探すことを決める


基本的に『まるちゃん』という作品は知っての通りデザインや演出は完成されています
なので、今作で特に奇抜なことはしません
変わらない良さ、を体現している映画だと思います


と、言いつつも舞台となる清水、京都、大阪、そして東京上野の1970年代の様子を丁寧に描写しており、懐かしさを感じたり古き良き昭和に浸ってしまう人も多いのではないでしょうか


ゲストに芸能人を使うという今のフジテレビらしい仕掛けも全く違和感は無く、キャラの味をより濃くしてました
ただ途中の大阪にチラッと出てくる通行人のおっちゃんがトータス松本なんですが、彼だけはシンジラレナイくらい【ド下手くそ】なのでそこだけは耐え凌ぐ必要があります;


特にやはりまるちゃん役TARAKOさん、普段のテレビシリーズではそうそう観られないであろう感極まった演技が際立っておりましたので、ソレと比較するとゴミカスのようでしたわ


クライマックスを盛り上げる大原櫻子の挿入歌やエンドロールで流れるウルフルズの主題歌はさくらももこ先生の作詞ということもあって、印象的な場面を盛り上げる&心地よい余韻を味わえる曲に仕上がっております


映画、というとお金と時間のかかった大作やそれなりのスケール感を期待してしまうところですが、95分という長尺で楽しむ‟いつも通りのまるちゃん”という作品に仕上がったと思います
低予算映画や実録ドキュメンタリーとか、或いはこういう作品に出会ってしまうと高尚さなど至高の感動の前には何の意味も持たないのかもな、と思ってしまいます
素朴さの中にある感動、味わいたい方は是非チェックしていただきたいですね

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「おどるポンポコリン」のレビューです(笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
さくらももこさんが脚本を担当した、劇場版。話としては劇場版で完結しているので、テレビ版に詳しくなくても問題ないです。

ゲストで登場する芸能人達が非常に豪華であることでも話題になりましたね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
劇場版というこで、普段よりも少し毒は弱くなり、純粋に良い話に。まる子とアンドレアの別れは、単純ながら感動的だった。
{/netabare}

【余談~ 名曲「おどるポンポコリン」~】
{netabare}
先日、「UTAGE!」のスペシャルで、「B.B.クィーンズ」さんや、みんなで楽しそうに「おどるポンポコリン」を歌ってました。素敵過ぎて、ちょっと泣きそうになりました(笑)

んで、今日、カーラジオ聴いてたら、モモクロのラジオ流れてて、そこでモモクロバージョンの「おどるポンポコリン」。てか、今、モモクロが歌ってることすら、初めて知りましたw

ということで、偶然も重なったので、「おどるポンポコリン」レビューですw

まず、「おどるポンポコリン」は、ものすごくたくさんのアーティストにカバーされてます。

「モモクロ」「ゴールデンボンバー」「E-girls」「マナカナ」「大原櫻子」など。

この中で、一番好きなのは「E-girls」のカバーです。他の方のカバーは、ぶっちゃけカラオケクオリティで、だったら原曲の方が100倍良い。せっかくのカバーですから、その歌手「らしさ」が出ていて、原曲とはまた違う魅力がないとね。

「E-girls」のカバーは、単純に上手いというのもあるけど、POPでオシャレに仕上がっていて、ああいうのから、小中学生が、ちびまる子ちゃんにハマっていってくれれば嬉しいな~と。

今日聴いた「モモクロ」バージョンは、かなりガッカリ。単純に歌が上手くないのは今さらだから別に良いんだけど、せっかくの「モモクロ」なんだから、もっとハッチャケて欲しかった。「怪盗少女」くらい。いや、私はアイドル全般があまり好きではないのですが、モモクロは結構好きなんです。CD買ったりライブに行ったりはしませんが、観てるとなんか元気になるし、一生懸命さに好感ももてるので、アイドルの中では一番好きかもしれません。だからこそ、歌もダンスもなんか大人しいなと。コンセプト的に、幼稚園児~小学生低学年くらいに向けて作ったんだろうけど、おっきいお友達向けに作った方が、良かったんじゃないかと思いました。

さて、前置きwはこのぐらいにして、B.B.クィーンズの曲ですが、久々に聴いてみて、何に感動したかって、メインボーカルの坪倉唯子さんの変わらぬ歌声もだけど、「タッタタラリラ」なんかでコーラスに入る近藤房之助さん、メチャクチャ上手くないですか(笑)? 当時は全然注目してなかったけど、生で歌ってあの上手さ、しかも、声量からタイミングから、コーラスとして完璧でした。68歳で、あの歌声。渋くてすんごい素敵でした。

てか、近藤房之助さん、本業はブルース歌手で、容姿もかなり渋い。坪倉唯子さんも、本来はかなりハスキーな歌声なんですね。今回調べてみて、初めて知りました。インタビュー記事によると、コーラスやバンド含め、B.B.クィーンズは全員が本業でも活躍するプロの集まりで、あの変な格好は、「恥ずかしいから変装している」んだとか(笑) 元々、ああいう人達だと思ってましたよw

やっぱり、ヒットには理由があるんですね。実力のあるプロ集団による本気のふざけ。だから、ただのおふざけにならなかった。イロモノじゃない。

なんか、「おどるポンポコリン」がますます好きになりました♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ボーノ まる子泣き 友情の栓抜き +

 2015年最後に見た劇場アニメ。「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」、クリスマスイブに見たです。
一番最後の21時過ぎということもあって、親子連れは流石にいなかったし見てる人も少なかったです。去年最後に見た劇場映画より、こっちのほうが好きでしたです。
 ちびまる子ちゃんというとアニメ化した当初は見てたです。でも、ドラえもんみたいにマンネリ化し、同じ話を繰り返したりしんみりする話が多すぎたようで、いつの間にか私はすっかり見なくなってしまったです。でも、数年ぶりの映画化ということやCN見て、もう一度だけでもと思い見たです。

 劇場CNなどでお馴染み、花輪くん家に来た6人の外国のお友達が、まる子たちの家にホームステイして仲良くなったけど、帰ってしまうお話です。焦点は、まる子とアンドレアです。
 これは、ドラ泣きならぬ、まる子泣きといった感動を感じたです。

 外国のお友達といっても、声優さんの演技からしても外見だけで、外国人のように思えなかったです。まる子たち以外で目立ったのは、まる子のおじいちゃん、たまちゃんのお父さん、小杉くんですかねぇ。
 小杉くん、ハワイから来たネブをホームステイすることになるけど、かなり気が合う反面、食い意地張りすぎて、わがままになってしまうのがたまに傷です。

 まる子、アンドレアに突然気に入られるけど、めんどくさがって初めはかなり嫌がったです。でも、アンドレアの亡くなったおじいさんの話を聞いて、友情を深めていったです。+まる子のおじいちゃんも。
 それがキーワードになった、大阪の「のん気屋吞兵衛」と店の栓抜きなのです。{netabare}ここでなど、アンドレアの言う「半年前におじいちゃんは、死んでしまいました」という表現は、「亡くなりました」とか「他界しました」というほうが、良かったです。{/netabare}

{netabare} 花輪くんの伝手で、大阪、京都に分かれて旅行することに。そこらで、地元の人の暖かさが、非常に良かったです。こういうのも人間味あふれたちびまる子ちゃんの長所なんだなぁです。
 まる子とまる子のおじいちゃんの聞き込み空しく、のん気屋吞兵衛は無くなってて、その夫婦は上野に引っ越したまでで、全く手掛かりは閉ざされてしまったです。{/netabare}

 劇中歌が、何か感動したです。学校のピアノ演奏で、外国のお友達達の歌。巴川灯ろう流しに行った浴衣姿のまる子とアンドレアが過ごす時に流れた歌なんか、あの花EDや最終回を思い起こすような感じみたいな良い歌でしたです。

 アンドレアがイタリアへ帰る日、東京に着いて帰りまでかなり時間があった。アンドレアのために、そこからのまる子とまる子のおじいちゃんの行動も、友情パワーのなせる業だと思ったです。
 今度こそ、アンドレアの日本に来た一番の願いが叶い感動したです。まる子とおじいちゃん凄い!です。

 アンドレア空港から帰るとき、切なさが半端なかったです。以前、まる子が南の島に行ったとき、プサディという少女と仲良くなったけど、帰るときの話を思い起こしたです。今回それとは、比較にならないと思ったです。
 アンドレアがイタリアに帰ったとき、両親に話した内容や、旅行でたまちゃんのお父さんのカメラを借りて取った写真が、良かったです。
 あの栓抜きも素晴らしいものになった!です。これでいいのだ!です。

                         2015 12.25 +


 あれからまた見に行ったけど、平日昼間とはいえ客が、私一人というのも悲しいです。このまる子良い話なのになぁ・・・。もっといろんな人に見てもらいたいと思うのだが・・・。

 まる子とアンドレアの友情、やっぱり泣けるです。感動のまる子です。

 それ以外にも、相変わらず丸尾君の「ズバリ・・・でしょう」や藤木くんと毒のある永沢くんの存在感もあったです。

 アンドレア、外人とは思えない人間味あふれていて良かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9
ページの先頭へ